回覧板がなくても地域の情報を住民が
共有できるしくみづくり

現在、日本では少子高齢化や人口減少といった社会課題を抱えている中で、多様化する価値観とともに家族構成や生活スタイルが大きく変化し、またIT技術の革新・普及により、地域や所属する組織におけるつながり方も変化しています。

地域には老若男女問わずさまざまな生活環境の人が暮らしています。IT技術の普及で効率的に情報を共有できるしくみが構築できる一方、そのしくみを活用できない人もいるため、すべての人に情報を届けられないことが課題となっています。今後、地域共生社会の実現には少なくとも同じ地域で暮らす人が、地域情報を共有できるしくみ作りが必要となります。

株式会社シーピーユー(以下 CPU)と株式会社日新システムズ(以下 日新システムズ)は、この課題に対し住民に適した方法ですべての人に地域の情報が届けられるしくみの実証実験を行います。具体的には、“スマートフォンの利用・活用が可能な方”、“スマートフォンをお持ちでない、利用が難しい方”に対し同じ情報を届けることができ、地域での円滑なコミュニケーションが行えることを目指し実施します。

まずは第一弾として、スマートフォンアプリの「結ネット(ゆいねっと)」と、アナログボタンの「L1m-net(エルワン ネット)」に付属する目的別のカードを連携し、 “スマートフォンをお持ちでない、利用が難しい方”からの要望、状況を“スマートフォンの利用・活用が可能な方”に伝える実証実験を行います。 対象地域は、結ネットの導入地域である金沢市、野々市市の2地区で、2022年1月~3月の実施を予定しています。

地域での情報伝達を利用者に合わせた手法で実現!
自治会・町内会での円滑なコミュニケーションの実現をサポート

利用者に合わせてた手法で、同じ地域情報を共有実現するしくみです。

CPUが提供する結ネット

CPUが提供する「結ネット(ゆいねっと)」は自治会などの地域組織において、平常時は地域の電子回覧板や自治体・各団体からの情報発信ツールとして利用し、災害時には安否確認システムとして活用できるアプリです。

今回の実証では「地域の然るべき人に伝える」役割を結ネットが担います。 各L1m-net設置者を支援する民生委員や地域支援者、更には遠方のご家族などによる「見守りチーム」を予め結ネット側で構成し、 両サーバの連携によりL1m-net利用者のカードによる発信を結ネットを通じて見守りチームの方のみにお届けします。

また、見守りチーム内でも相互に情報発信を行うことができるのでカードに対する対応はもちろん、日頃からの支援情報の共有やご相談なども行うことができ、「地域による見守り活動」を支援します。

日新システムズが提供するL1m-netボタン

日新システムズが提供するL1m-netボタンは固定電話ほどの大きさで、光る大きなボタン、スピーカー、音量調整ダイヤルおよび非接触カードリーダーで構成されており、世代を問わず簡単操作が可能です。また、携帯電話の通信網を利用するため、利用者はインターネット契約をする必要がなく、端末を電源につなぐだけですぐに利用できることが特長です。

今回の実証では、2枚のカードを利用できます。
①日々の体調を知らせる ②困りごとを相談する
これらのカード情報が 指定された結ネット利用者に連絡されます。
またL1m-netボタンからは、ゴミ出しの案内、時報アナウンスが流れます。

今後は、日々の催し物などの地域情報、日常の注意喚起、災害情報を光と音声で伝えるサービス提供の検討を行っていく予定です。