• 2021年7月13日

熊本県球磨村 被災者の見守りと心のケアを目指し
ICT機器による地域の見守りサービスを開始

社会福祉法人球磨村社会福祉協議会(会長:松谷浩一 以下、球磨村社協)および球磨村役場(球磨村長:松谷浩一)は、株式会社日新システムズ(代表取締役社長:竹内嘉一 以下、日新システムズ)が開発した簡単な操作で被災者と新たなつながりを創出するICT機器「L1m-net(エルワン ネット)」を導入し、2021年7月より地域の見守りサービスを開始します。

熊本県球磨村では、令和2年に発生した記録的な豪雨災害をうけ、「災害に強く、豊かな地域資源を後世に継承し、住民が安全に安心して住み続けられる山里『球磨村』の復興」をスローガンに掲げ地域の復興を進めています。現在も多くの人が仮設住宅等で生活されているなかで、球磨村復興計画の重点施策に掲げられた「被災者の見守りや生活相談による心身のケア」の実現に向け「L1m-net」の導入に至りました。

■ L1m-netについて

端末は世代を問わず抵抗の少ない“カード”と“ボタン”を採用することで簡単操作を実現しています。
固定電話ほどの大きさで、光る大きなボタン、スピーカー、音量調整ダイヤルおよび非接触カードリーダーで構成されます。携帯電話の通信網を利用するため、利用者はインターネット契約をする必要がなく、端末を電源につなぐだけですぐに利用でき初期設定も不要です。端末にタッチパネルは付属せず、IT機器に不慣れな人でも直感的に使うことができます。またゴミ出しの案内や日々の催し物などの地域情報、日常の注意喚起、災害の危険が迫っていることを光と音声で伝える機能も備えています。利用したいサービスは地域や個人の生活課題によって異なるため、必要なサービスに合わせたカードの追加、変更ができます。

端末の外観および各種対応カード

■ 地域の見守りサービスについて

本サービスは、利用者が支援者に体調や困りごとを知らせる参加型の新たな見守りサービスです。
生活に寄り添った支援を行うことで利用者に安心感を与えることができ、孤独感を軽減する効果も期待できます。

<サービス内容>

  1. 利用者が健康状態や困りごとを支援者に知らせる
    利用者は、元気であることを知らせる「元気だよ」カード、困りごとを相談するための「相談」カードを使用します。端末にカードを置きボタンを押すことで球磨村地域支え合いセンターに通知が届き、球磨村役場、球磨村地域包括支援センターと連携して対応します。
    またカードの利用が一定期間ない場合は支援者に通知し、訪問や声掛けの見守り活動を実施します。
  2. 支援者から利用者に音声でメッセージを伝える
    球磨村地域支え合いセンターは利用者に地域のイベント情報やゴミ出し案内、熱中症注意喚起など日常生活に寄り添った情報を音声で配信します。
サービス内容①の利用イメージ
サービス内容②の利用イメージ

■ 今後について

球磨村では、利用者の都合に合わせた相談や日常の健康の見守り活動の充実に向け、地域支え合いセンターや地域包括支援センター等による訪問に加え、ICT機器を導入し、支援を必要とする方の声が届きやすい環境づくりに取り組んでいきます。
また、本村の地理的状況や社会的資源が限られる中、ICT機器を行政と地域、住民同士などの「新たなつなぎ役」として活用し、地域コミュニティの充実に取り組んでいきたいと思います。

日新システムズは、“ICT機器をもっと身近に”をテーマに、少子高齢化の進行や一人暮らし高齢者の増加など、あらゆる分野で直面する社会課題を解決するために、本システムを基盤とし“地域とつながるしくみ”を展開、またサービス内容を拡充し、人にやさしい街づくりを推進していきます。

■ 社会福祉法人球磨村社会福祉協議会について

本会は、「すべての人がふれあい育みあい助け合い安心して暮らせるくまむら」を理念に、地域福祉の推進に取り組んでいます。高齢者生活福祉センターを拠点に、デイサービス事業や訪問介護事業、居宅介護事業などの在宅福祉サービスを実施しています。また、地域福祉事業では生活困窮者の相談窓口や貸付、権利擁護事業など住民のさまざまな生活の困りごとへの支援を行っており、その他にもボランティア活動の推進、老人会などの各種団体事務、募金活動などの住民相互の支え合いの仕組みづくりにも力を入れています。
令和2年7月豪雨では、災害ボランティアセンターや避難所の運営を行い被災者支援にあたりました。
令和2年10月からは、地域支え合いセンターの運営を開始し、訪問活動やコミュニティづくりを通して被災者に寄り添った支援を行っています。

■ 球磨村について

熊本県の南部に位置し、村の中央に日本三大急流である「球磨川」が東西に貫流しています。村の面積の88%が山岳地帯で、その山間に78もの集落が点在しています。令和2年7月豪雨では、甚大かつ広範囲に亘る被害を受けました。現在も多くの人が、仮設住宅など住み慣れた地域から離れた場所での生活を余儀なくされています。本村では、令和3年3月に「球磨村復興計画」を策定し、国及び県はじめ、多くの皆様からのご支援をいただきながら、災害からの復旧にとどまらず、従来からの課題に対応した持続可能な村づくりに向けた創造的復興に取り組んでいます。(1,364世帯3,312人(高齢化率45.7%)(令和3年6月1日現在))
Webサイト https://www.kumamura.com

■ 株式会社日新システムズについて

日新電機株式会社(東証1部上場)の全額出資子会社である日新システムズは、これまで組込みシステム開発で培った機器制御技術とネットワーク技術を土台に、エネルギーをはじめとするさまざまな分野において、価値あるスマート社会を実現していくことで新しい未来をみなさまと共に創り続ける企業です。
Webサイト https://www.co-nss.co.jp/
地域とつながるしくみ https://www.co-nss.co.jp/iot/l1m-net/

※ L1m-netは株式会社日新システムズの登録商標です。
※ 本資料に掲載する会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

■ 本件に関するお問い合わせ

株式会社日新システムズ
京都市下京区堀川通綾小路下る綾堀川町293-1 堀川通四条ビル
TEL:075-344-7977
https://co-nss.lmsg.jp/form/10517/44sSXkXi