産業用オートメーション向けリアルタイムミドルウエア

組込み機器からクラウドまでを容易にIoT・M2M接続するミドルウェアです。つなげる、見せる、保存する、知らせる等のM2M構築に必要な機能が
すでにパッケージ化された商品です。

産業オートメーション向けミドルウェア

OPC UA や OPC Classic のクライアントまたはサーバーへのリアルタイムな双方向接続、Modbus スレーブ、SQLデータベース、AVEVA Historian/Insight、 OSIsoft PI、InfluxDB、Excel スプレッドシート、カスタムプログラム、任意の標準 MQTT のクライアントまたはブローカー(Azure IoT Hub、Google IoT、Amazon IoT Core、MQTT Sparkplug B)、組込みシステムを接続する産業オートメーション向けのミドルウェアです。
アラートの作成や通知、監視制御画面、冗長化などの多種多様な機能により産業データを最大限に活用いただけます。

全てのデータをリアルタイムに結合

DataHub のアーキテクチャは、接続されたサーバーとクライアントのデータ交換を可能にする単一の統一されたデータセットを提供します。
とてもシンプルなアーキテクチャにより、1秒間に10,000 データポイント以上のデータ変更を処理します。

フレキシブルなデータ交換

DataHub がサポートするプロトコル(OPC UA、OPC Classic、 MQTT、Sparkplug B、Modus、DDE、TCP、 ODBC、XML など) による接続で異なるプロトコル間やクライアント・サーバー間、異なるサーバー同士のデータ交換を可能にします。

リモートから設定・設計

DataHub にはRemote Config 機能が搭載されています。
ネットワーク内またはサービスとして実行中の DataHub にアクセスすることで設定・管理が行えます。

監視制御画面の作成

DataHub に接続されたデータは、HMI 作成&閲覧機能 WebViewでリアルタイムに可視化することができます。
ユーザー管理の詳細な権限設定により、複数ユーザーによる異なる画面へのセキュアなアクセスを可能にし、データへの双方向または一方向の接続制限を設定できます。

システム構築が容易

すべての機能は単一のユーザーインターフェースにて簡単に設定でき、データ連携や監視制御システム構築の時間とコストが削減できます。
シンプルなライセンスモデルにより、システム管理・導入の効率化が実現できます。

導入事例 ①

  • 顧客課題:OTとITの接続ができておらず、業務管理とは分断(業務効率が悪い)
    セキュリティーポリシーが異なるため接続許可が下りない。
  • 解決方法:OTとITの間にDMZを構築、IT、OT側からアウトバウンド接続で生産状況連携
  • 採用製品:DataHub(OPC DA通信、TCP通信をDMZ層に設けたDataHubで接続)システム検討と
    設置(システム設計と現地での設置・設定作業)

導入事例 ②

  • 顧客課題:海外・国内プラント・工場拠点が未接続(情報連携遅い、生産性が低い)
  • 解決方法:海外・国内プラント・工場拠点のデータを集約化し、データセンターで監視制御
  • DataHub(OPC DA、OPC UA接続、セキュアなDHTPトンネリング接続)

導入事例 ③

  • 顧客課題:複雑なシステムデータが独立していると、データの不整合や管理負担の増加により業務効率が下がる
  • 解決方法:安全なトンネル通信でシステム間を相互接続し、プラントの複数システムデータをMESやSAPシステムに統合
  • DataHub(データ統合、トンネル通信でアウトバウンド接続、冗長化、ブリッジ)

導入事例 ④

  • 顧客課題:プラント設備データを複数ツールで管理しているため、個別で確認すると時間もかかり、全体の状況把握もできず、管理工数が増加している
  • 解決方法:異なるデータソースやプロトコルのデータの統合、直観的にわかりやすい画面の作成
  • 採用製品:DataHub(WebView、OPC DA、Modbus、TCP、OPC UA、ODBC、MQTT.

特長

  • 速さ:1秒間に10,000データポイント以上の変化を処理します
  • 利便性:すべての機能が一つのユーザーインターフェースに統合しています
  • 適合性:あらゆる産業システムに適合します
  • 効率性:簡単な設定と堅固なパフォーマンスで時間と費用を節約します
  • 視認性:WebViewにより、HMIの作成・閲覧・編集ができます

機能

産業用プロトコルとの接続 OPC、Modbusなどの産業用通信プロトコルを直接接続することが可能
データ交換機能 「Tunnel/Mirror」「Gateway」「Bridge」機能でデータをつなぐ
データベースとの接続 データロギングで、ODBC対応データベースへのデータのロギング、クエリーの設定が可能
データの履歴とグラフ化 Historian機能でデータをタイムスタンプ付きで保存し、WebView機能と連動してトレンドグラフで表示
アラートメールの送信 アラーム/タイマーイベントと連動して、データをE-mailやSMS(ショートメール)を送信可能
Excelとの接続 DDE機能で、クリック&ドロップでリアルタイムデータをExcelに表示させることが可能
マルチ言語対応 GUIは、日本語、英語、中国語、スペイン語、その他3カ国語に対応
Web上のHMI構築 プログラミング不要で簡単にWeb上のHMI(Human Machine Interface)を構築可能
OPC UA対応 OPC DA、Modbus、TCP、ODBCに加えOPC UAにも対応
Forward Proxy対応 Forward Proxyを経由しての外部接続に対応
MQTTクライアント Azure IoT Hub、Amazon IoT、Google IoT接続を含む、MQTT IoTシステムへの接続に使用可能
MQTTクライアントブローカ MQTTクライアントからデータを収集し、DataHubでサポートされている各種プロトコルを使用する既存システムとMQTTを統合
リモート接続 リモートからDataHubの設定が可能
デスクトップWeb View Silverlightを使用しないデスクトップHMIツール
IPカメラサポート IPカメラやUSBカメラを直接つなぎ、現場の状況を監視
64bit対応 64ビットアプリケーションとして実行
外部ヒストリアンに対応
(Corgent DataHub V10)
DataHubが収集したリアルタイムデータをInfluxData、Amazon、AVEVAの履歴データベースへ書き込み可能。履歴データは、DataHub経由でWebViewやOPC UA HDAクライアント、接続先の時系列データベースで利用可能な分析、レポート、グラフ作成ツールで活用可能
セキュリティ
(Cogent DataHub V11)
ユーザー権限を詳細に設定することでセキュリティを向上
データダイオードモード
(Cogent DataHub V11)
データをハードウェアレベルで一方向にしか転送できない通信機器。主に産業用制御システム(OT)の分野で採用されており、高いセキュリティ水準が求められる環境で活外部からの攻撃を防ぐネットワークセキュリティデバイス
ヒストリアン
(Cogent DataHub V11)
既存のOPC HDAサーバーに対してクライアントとして動作し、データの書き込み及びチャート作成のためにデータを取得。またOPC UA HDAおよびスクリプティングにも対応している
Cogent Data on Azure
(Cogent DataHub V11)
DataHubテクノロジーは、セキュアな産業用リアルタイムデータ通信のためにMicrosoft Azureマネージドアプリケーションで提供される。リアルタイムデータを利用するマシン、アプリケーション、組込みシステム間のセキュアな接続を実現

データ交換

TUNNELLERS -- トンネル/ミラー通信

OPC UA間の通信にDataHubを用いることで、インターネット上でトンネル/ミラー通信をすることにより、データの交換がより安全となります。

OPC Gateway -- OPC UA / DA変換

OPC UAデータをDAに、またはその逆DAをUAに変換します。OPC Gatewayを使用すると任意のOPC DAサーバーまたはクライアントを、任意のOPC UAサーバーまたはクライアントに、ローカルまたはプラントネットワーク経由で接続できます。

AGGREGATION -- データ集約

DataHubで、複数のソース(※)から収集したデータを共通のデータセットとしてユーザーに提供できます。
※OPC、Excel、ODBC、Web、およびTCP接続アプリケーション等

4000種類以上のグラフィックパーツで描くようにHMI画面構築

DataHub のHMI作成・閲覧機能【WebView】は、プログラミング不要で簡単にWeb上のHMI(Human Machine Interface)を構築することができます。

IoT:安全にインターネット接続

DataHub に接続されたさまざまなデータ(OPC UA, Modbus,DDE, ODBC など)をクラウドサービスで活用できます。
DataHub とクラウドサービスは、アウトバウンド接続(特許技術)により、IT ポリシーの変更、VPN、追加のハードウェアを必要とせず安全に双方向での通信が可能となります。

高い安全性

  • VPN不要
  • ITポリシーの変更不要
  • アウトバウンドボードを使用してデータを送受信
  • インターネットに露出しないアプリケーションサーバー

ライセンス提供

機能ごとのパッケージを用意しておりますので、お客様に必要な機能を選択いただくことが可能です。パッケージ内容について、お問合せください。