特高用出力制御コントローラ 活用例
新たな再生可能エネルギー電源(発電所)は、需要や気象状況(日照・風況)に合わせて稼働しています。
既存送変電設備を最大限活用するための取り組みである「日本版コネクト&マネージ」は、「想定潮流の合理化」、「N-1電制」、「ノンファーム型接続」を実施しています。
そのため発電所はノンファーム型接続への対応が必要となり、また出力制御機能付PCS等(66kV以上)の通信方法にもIEC 61850が採用されつつあります。
当社は、下記を組み合わせて「特高用出力制御コントローラ」のソリューションを提供します。
- コントローラ :屋外型IoTゲートウェイ
- IEC 61850 :SISCO社製プロトコルスタック
- 日本版コネクト&マネージの特別高圧発電設備向け制御値伝送仕様に対応
既存設備の出力制御ユニットにあわせた通信をコントローラに実装することで、本コントローラにて特別高圧の出力制御(出力制御機能付PCS等の仕様確認依頼書などに準じた)におけるノンファーム接続に対応が可能となります。
日新システムズは、通信ゲートウェイの用意からシステム実装・現地調整まで対応可能となりますので、ぜひご相談ください。
なお、本対応におけるソフトウェア構成は下記となります。
ソフトウェア構成
SISCO社製品 | 61850 PLUS | IEC 61850 プロトコルスタック |
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AX-S4 61850 | IEC 61850通信システムの開発・構築をサポートする Windowsアプリケーション |
日新システムズ プラットフォーム |
MMSオブジェクト 解析処理 |
電力会社の伝送仕様で受信したMMSオブジェクトを解析し スケジュール情報に変換 |
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カスタマイズ | SCLファイル | ネットワーク情報や発電機数等の設定ファイルを作成 |
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出力制御通信処理 | 現場の出力制御処理とのI/Fを作成 |
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