IoTソリューション
IoTソリューション
OPC Foundationで開発された
最も高度なセキュリティ性をもつ国際標準通信規格
データアクセスだけのシンプルなOPC UA サーバー/クライアントから、さまざまな情報モデルをサポートするOPC UA サーバー/クライアント、お客様の既存システムのOPC UA対応まで幅広く提案いたします。
2025年から日本版CRAが段階的に施行予定
OPC UAの
CRA(欧州サイバーレジリエンスアクト)対策ソリューション
ポイント①:セキュア通信
ポイント②:情報モデル
情報モデル(データモデル)とは情報を伝える枠組みをいいます。情報モデルを導入していない場合、FA機器同士の通信はベンダーごとにパラメータが異なるため、情報伝達するために人間の介入が必要になりますが、情報モデルを導入することで、人間の介入なしでFA機器同士が会話し情報伝達が可能になります。つまり工場の自動化=スマートファクトリー化するためのキーファクターと言えます。
OPC UAの情報モデルは4層で構成され、モデル定義基盤(Meta Model)、基本モデル構成要素(Built-in Information Model)と拡張モデルの拡充として協調領域(Companion Information Model)と競争領域(Vendor Specific Extensions)から構成されます。
技術資料
OPC UAバージョン | OPC UA Version 1.04 |
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OPC UAトランスポート | OPC UA TCP Transport、UA Binary Encoding、UA Secure Conversation |
OPC UAセキュリティ |
Security Policy : Basic256/Basic256Sha256まで Security Mode : Sign and Encriptedまで ユーザ認証方式 : UsernamePasswaord、証明書方式 アプリケーション認証:証明書方式 |
ロード済情報モデル | モデル定義基盤(Meta Model)、基本モデル構成要素(Built-in Information Model) |
サポートするOS | Windows 7/10もしくは代表的なLinux、64ビットでも32ビットでも提供可能です。Realtime OSも対応可能です。詳細はお問合せ下さい。 |
開発環境 | Visual Studio 2012もしくはgcc |
使用するリソース | ROM 1MB、RAM 2MB(使用するリソースは構築されるAddressSpaceのサイズに依存します) |
ヒストリカルデータ用 データベース |
Empress暗号化組込みデータベース |
OPC UAバージョン | OPC UA Version 1.04 |
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サポートするOS | Windows 7/10もしくは代表的なLinux 64ビットもしくは32ビット、リアルタイムOSも対応可能です。詳細はご相談ください。 |
開発環境 | Visual Studio 2012もしくはgcc |
基本API | Discovery、Secure Channel、Session、Node Management、Attribute、View、Browse、Query用APIを実装しています。特にBrowse ServiceはTranslateBrowsePathsToNodeIdsを実装しています。 |
イベント用API | NoniteredItems、Subuscription Service用API(CreateSubscription、ModifySubscription、DeleteSubscriptions、CreateMonitoredItems、ModifyMonitoredItem、DeleteMonitoredItems、SetMonitoringMode、SetTriggering、Publish、RePublish)を実装しています。 |
ヒストリカルデータ用API | HistoryRead、HistoryWrite |
Variable Nodeへのアクセス制御 | UserAccessLevel、AccessLevel |
将来的に生産設備のモニタリングや製造指示などを行うSCADAやMESがOPC UA(PubSub) on クラウドで接続されることが予測されます。
日新システムズでは、さまざまなOPC UA対応だけではなく、SCADAやMES、クラウド化についてもご相談可能です。
2025年から日本版CRAが段階的に施行予定
EU全体のサイバーセキュリティを強化することを目的として策定が進むCRAに対し、OPC UA を活用することで、CRA のセキュリティ要件への準拠を容易に実現し、お客様の重要な製品・システムとデータを保護できます。日新システムズでは、IEC 62443のセキュリティ要件を満たすOPC UAの提供、SBOM情報および共通脆弱性識別子CVE対策のためのCRAソリューションを用意しております。
セキュリティ バイ デザイン → プロセス認証対応 → 脆弱性処理対応
セキュリティバイデザイン機能
※IEC 62443(International Electrotechnical Commission):国際標準規格サイバーセキュリティ:製造現場や工場などの制御システムセキュリティ
※SBOM情報(Software Bill of Materials):ソフトウェアを構成するすべてのコンポーネントのリストを提供し、各コンポーネントの提供者、バージョン、作成者などの情報
※CVE(Common Vulnerabilities and Exposures):一つ一つの脆弱性を識別するための共通の識別子
実際に弊社OPC UAソリューションをご導入されたお客様が、どのような理由でOPC UAへ対応する必要があったか、またその際に、なぜ弊社ソリューションを選ばれたのか、その一例を以下にご紹介いたします。
A社様
出荷先(欧州、中国)で、MESがすでにOPC UAクライアントに対応しており、至急OPC UA対応する必要があった。
OPC UAに関する知見が豊富で、さらに現地での調査や技術対応も行ってもらえた。
B社様
別会社のOPC UA製品を購入したが、通信プロトコルとツールのみの提供で実際に使用できるレベルの相談ができなかった。
導入トレーニングから、情報モデルの構築支援まで幅広いサービスを提供いただけた。
C社様
旧製品へのOPC UA対応を検討したい。すでに独自に旧製品からデータは取れているが、そのデータを元にしてOPC UA対応させられないか?
OPC UAの提供と合わせて、さまざまなプロトコルでデータを取得しコンバートするアプリケーションを合わせて提供してくれたため、最短で旧製品のOPC UA対応ができた。
技術資料