シンプルなNodeからさまざまな情報モデルの対応まで
OPC UAに関する製造現場のあらゆる課題を解決

OPC UA ロゴ

OPC Foundationで開発された
最も高度なセキュリティ性をもつ国際標準通信規格

データアクセスだけのシンプルなOPC UA サーバー/クライアントから、さまざまな情報モデルをサポートするOPC UA サーバー/クライアント、お客様の既存システムのOPC UA対応まで幅広く提案いたします。

CRA(欧州サイバーレジリエンスアクト)対策ソリューション

2025年から日本版CRAが段階的に施行予定
OPC UAの
CRA(欧州サイバーレジリエンスアクト)対策ソリューション

OPC UAの特長

  • 国際標準規格準拠のため相互運用性の向上やメンテナンスの簡素化によるコスト削減を実現
  • プラットフォーム非依存で大規模システムにも対応可能な高いスケーラビリティ性
  • セマンティックデータ生成により機器の接続を簡単かつ確実に行うPlug & Work接続を実現
  • ベンダー間のパラメータの違いや差をなくす情報モデル
  • 産業ネットワークにおいて世界一堅固なセキュリティ通信

OPC UAの重要ポイント:セキュア通信と情報モデル

ポイント①:セキュア通信

OPC UAは、セキュアにOT(現場)とIT(管理)へシームレスに繋ぐ

世界中の工場でOPC UA対応がはじまっています
  • ベンダや機器に依存することなくデータ交換を行うサーバー/クライアントシステムのためのコミュニケーションプロトコルです。
  • オブジェクト指向の情報モデルを採用することで、データに加え付随するデータ(ふるまい・動き)も伝達することができます。
    それにより機器同士が連携し動くしくみをつくることができます。
  • ERPやMES、SCADAから工場にあるフィールドレベルの設備まで、つまりITからOTまでをセキュアに接続することができます。
OPC UAに対応させるには、下記のいずれかが主流です。
  • 中継機で工場内のFA機器をつなぎOPC UA対応させる
  • SDKを使い実機に組み込む

ポイント②:情報モデル

情報モデル(データモデル)とは情報を伝える枠組みをいいます。情報モデルを導入していない場合、FA機器同士の通信はベンダーごとにパラメータが異なるため、情報伝達するために人間の介入が必要になりますが、情報モデルを導入することで、人間の介入なしでFA機器同士が会話し情報伝達が可能になります。つまり工場の自動化=スマートファクトリー化するためのキーファクターと言えます。
OPC UAの情報モデルは4層で構成され、モデル定義基盤(Meta Model)、基本モデル構成要素(Built-in Information Model)と拡張モデルの拡充として協調領域(Companion Information Model)と競争領域(Vendor Specific Extensions)から構成されます。

基本構成

OPC UA 情報モデル:EUROMAP

EUORMAP:射出成形機の世界標準

  • Companion Information Modelとして一番で普及しているのがプラスチック業界です。
  • EUROMAPは、用途毎に細分化されたモデルが作成/策定されています。
  • EUROMAPはプラスティックとゴムの各種機械、MES、およびその周辺機器のデータ交換を定義し、
    スマートマニュファクチャリング、製造工程における省人化を実現しスマートファクトリー化を目指します。
対応しているプラスチックの分野 EUROMAP規格 OPC UA規格
プラスチック業界全体 EUROMAP 83 OPC 40083
射出成形機とMES EUROMAP 77 OPC 40077
射出成形機と周辺機器 EUROMAP 82.1(温調機など) OPC 40082-1
EUROMAP 82.2(ホットランナー装置) OPC 40082-2
EUROMAP 82.3(LSR投入システム) OPC 40082-3
EUROMAP 82.4(Dosing System) OPC 40082-4
EUROMAP 82.5(Moulds) OPC 40082-5
EUROMAP 82.6(Glanulate Dryer Device) OPC 40082-6
取り出しロボットとMES EUROMAP 79 OPC 40079
押出機とMES EUROMAP 84 OPC 40084
マテリアルサプライシステム EUROMAP 86 OPC 40086
発泡体成形機 EUROMAP 87 OPC 40087
切り取りシステム EUROMAP 91 OPC 40091

導入メリット:射出成形機と周辺機器の関係図

  • MESなどの上位システム、射出成形機、周辺機器の異なるメーカや工場の現場でPlug&Workができる
  • 上位システムから見ても、異なる複数メーカの射出成形機と連携ができ、射出成形機は異なるメーカの周辺機器とも連携ができるなどシステム上大きなメリットを生むことができる仕組み

導入例:射出成形機と周辺機器